LEDビジョンを選ぶ上で最も重要となるのが、LEDビジョンを設置する場所から「見る人までの距離（視認距離）」です。この視認距離によって、選ぶべき「ピクセルピッチ」が決まります。

【ピクセルピッチとは】
ピクセルピッチ（ピッチサイズ）とは、LEDビジョンを構成するLED素子同士の間隔を示す指標です。 単位は「mm（ミリメートル）」で、たとえば「P2.5」であればLED間の距離が2.5mmであることを意味します。
※当社のピクセルピッチラインナップには、「2.5mm」「1.86mm」「1.538mm」「1.25mm」があります。

【視認距離とコストの関係】
LEDビジョンは、テレビや液晶モニターとは異なり、主に遠くから見ることを目的としています。
視認距離が遠い場合 ピッチサイズが広い（例：2.5mm）ものでも映像の荒さは目立たなくなり、十分に鮮明な映像として認識できます。
視認距離が近い場合 ピッチサイズが狭い（例：1.25mm）ものが必要となり、より高精細な映像を映し出すことができます。
ここで重要となるのがコストです。ピクセルピッチが狭くなる（数値が小さくなる）ほど、同じ面積でも使用するLED素子の数が多くなるため、製品の価格も高くなります。
そのため、設置場所の「視認距離」を正確に把握し、遠くからしか見ない場所にオーバースペックな（高価な）狭ピッチの製品を選ぶ必要はありません。視認距離に合わせた最適なピッチを選ぶことが、コストを抑えつつ最大の効果を得るために大切です。
ただし、視認距離が遠い場合、LEDビジョン自体のサイズが小さいと見えにくくなりますので、適切な画面サイズを選ぶことも同時に重要となります。